酸素濃縮器の仕組み

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酸素濃縮器の仕組み

酸素濃縮器の仕組み

酸素濃縮器とは空気を取り込み、高濃度の酸素を排出する装置を指します。 容態の安定した呼吸疾患の方が自宅で酸素吸入を行う在宅酸素療法(HOT=Home Oxygen Therapy)を目的としています。

ゼオライトをシーブベッドと呼ばれるシリンダーに充填し、 それを加圧減圧することにより高濃度の酸素(酸素濃度90%以上)を取り出すことが出来ます。 このような方式を圧力スイング吸着式(PSA=Pressure Swing Adsorption方式)と呼びます。


24時間サービス体制

1.室内の空気をフィルタを通して取り込み、コンプレッサーにより空気を圧縮します。

2.圧縮した空気を合成ゼオライトの入ったシーブベッドに引き込みます。

 
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3.二本のシーブベッドが使われており、片側で加圧吸着されているときには反対側では減圧脱着がなされています。

4.合成ゼオライトは高圧下で空気中の窒素および水分などを選択的に吸着し、減圧下で窒素および水分などを放出します。こうすることで高濃度の酸素を生成します。

 
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5.加湿器を通して乾燥による鼻の痛みを無くした後、鼻カニューラから高濃度の酸素を供給します。

6.これらを交互に繰り返すことにより、連続的に高濃度の酸素を取り出しています。 このような方式を吸着式と呼びます。

 

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